1月30日に、山形県上山市楢下地区のお祭り「羽州街道提灯祭」に参加した。
上山市街地は、温泉宿ににぎわうが、ここ楢下地区は、さくらんぼ農園の広がる広大な平野の奥にひっそりとある集落である。以前かみのやま温泉には宿泊したが、この地区には初めて立ち寄った。
どうも、江戸時代に羽州街道沿いにある大名が参勤交代で通った金山峠入り口にある、宿場町であった。
その名残が、集落の郵便局の絵灯篭に見て取れる。デザインは東北芸工大学生によるもので、よく描かれている。
ここでは、大名および側近が宿泊する「本陣」が歴史建造物として保存されている。中には、囲炉裏があり、300円を支払うと串刺しの焼餅(納豆味噌味)が食べられる。地元のお婆さまが炭火で炙り、江戸時代を彷彿させる暖かい時間を過ごせる。なお、納豆味噌汁はサービスで振舞われている。こちらも体の芯まであったまることができた。
街中は、一般住宅で、多くの農家などが現在も暮らしているが、各家庭で提灯を掲げているのがすばらしい。ガイドさんに案内してもらい、歩いて峠を超えるためのキーポイントの宿場として栄えていたことが良くわかった。
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